「弱酸性」の石けんなら、デリケートゾーンにもやさしい?

「弱酸性」の石けんなら、デリケートゾーンにもやさしい?

多くの人が、子どもの頃から同じ石けんで全身を洗ってきました。手や体を洗うには十分です。でも、デリケートゾーンの肌は少し違います。そのことを知っておくだけで、毎日のケアが変わります。

pHとは
pHは、ものが酸性かアルカリ性かを0〜14の数値で表したものです。7が中性、7より低いと酸性、高いとアルカリ性です。

石けんのpH
一般的な固形石けんはアルカリ性で、pHはおよそ9〜10です。健やかな肌は弱酸性で、それがうるおいを保ち、肌を守る助けになっています。石けんで洗ったあとに肌がつっぱる理由のひとつです。

デリケートゾーンのpH
デリケートゾーンの外側(外陰部)の肌も弱酸性です。研究では、測る場所や人によって、およそ4.6〜6.3の値が報告されています。腟の内側はさらに酸性で、自らをきれいに保つしくみを持っています。

「弱酸性」なら十分?
「弱酸性」の表示は良いスタートです。石けんに比べて、肌本来のpHにずっと近いことを意味します。ただし、この表示はふつう肌全般を想定したもので、デリケートゾーン専用ではありません。また、pHだけがすべてではありません。香料や洗浄力の強い成分も、薄くて繊細なこの部分の肌には刺激に感じられることがあります。

毎日のやさしい習慣

  • 洗うのは外側だけ。内側は洗わないでください。
  • ぬるま湯と、やさしい無香料の洗浄料で。お湯だけでも大丈夫です。
  • 洗うのは1日1〜2回で十分です。
  • こすらず、そっと押さえるように水気をふき取りましょう。
  • かゆみや痛み、いつもと違うおりものやニオイが続くときは、医師に相談しましょう。原因が石けんとは限りません。

思春期、妊娠、更年期。からだは人生のステージとともに変わり、心地よいと感じるケアも変わっていきます。自分の肌の声に耳を傾けることが、いちばんのガイドです。